独居で暮らす親の介護

核家族化や少子化などの影響により、親御さんが独居での生活を余儀なくされている家庭も多いのではないでしょうか。仮に現時点では介護の必要がないとしても、高齢になれば、いつ何時介護の必要が生じることになるかもしれません。地方や田舎などの遠方に離れて住む親御さんのことが心配で仕方がないという問題を解決するためにも、日頃からコミュニケーションの円滑化を図っていくことが必要です。仕事や家事などで忙しいことを理由にゴールデンウイークやお盆休み、年末年始などのまとまった休みの時だけしか接触の機会を設けないのは、家族として決して十分とはいえません。

勤務地などの関係から、親御さんと離れて暮らしていても、電話やメールなどを使ってこまめにやり取りすることも大切です。そうすることで、離れていたとしても、互いに通じることができます。電話やメールなどでのやり取りをしていく中で、親の食事や家事、外出のパターンなども把握しておきましょう。それぞれの親子関係にもよりますが、あからさまに質問形式にするのではなく、会話の自然の流れで掴んでいくのが理想的です。

このような心掛けをしておくことで、親御さんのいざという時にも慌てることなく、さまざまななことがスムーズに解決していきます。独居で生活する親御さんが介護サービスを受けるケースも少なくありません。その場合にも、予め親にどのくらいの預貯金があり、毎月どのくらいの年金支給があるかを把握していれば、それに合わせての対応が可能です。